問題行動というのは、認知症高齢者や情緒障害児が示す、通常の社会的通念から逸脱した異常な行動のことをいいます。 具体的に認知症高齢者の場合には、次のような行動があげられます。 ■徘徊 ■不潔行為 ■異食 ■乱暴 ■性的異常行動...など
問題行動は、結果として社会通念から逸脱した行動であるとはいえ、本人なりの動機や理由があるケースもあります。 なので、問題行動については、認知症という脳器質性疾患によりもたらされる症状としてとらえ、介護者は、その行為を非難するのではなく受容すべきであるとされます。
多くの問題行動の背景としては、ストレスや不安などがあることが多く、安心できる環境整備が必要になります。 なお、近年は、行動障害と呼ぶべきだという提言もあります。