関節可動域というのは、関節を他動的に動かした時の可動範囲のことをいいます。 関節可動域は、関節構成部の骨・軟骨や周辺の筋組織の病変や外傷などにより、可動域は制限されます。
関節拘縮というのは、関節軟部組織の収縮によって、関節可動域が制限されることをいいます。 関節拘縮は、屈曲が制限される伸展拘縮と、伸展が制限される屈曲拘縮に区別されます。
患側というのは、脳卒中などの後遺症による片麻痺で障害を受けて不自由になった半側のことをいいます。
がんは死に至る病気ですので、以前は、医療者側の配慮に基づいて患者本人にではなく、その家族に告知するケースが多くありました。 しかしながら、近年では、インフォームドコンセントの理念を踏まえて、告知すべきであると考えられています。 その理由は、たとえ死が免れないような末期のがんであっても、患者が自分の身体の状況を正確に知り、どのような治療を受けるのか、あるいは受けないのかといったことを主体的に選択し、また残された貴重な時間をどのように過ごすのかを患者本人が自己決定するためです。 ただし、どのようなケースであっても、告知後の患者への心理的ケアが重要です。