がんは死に至る病気ですので、以前は、医療者側の配慮に基づいて患者本人にではなく、その家族に告知するケースが多くありました。 しかしながら、近年では、インフォームドコンセントの理念を踏まえて、告知すべきであると考えられています。 その理由は、たとえ死が免れないような末期のがんであっても、患者が自分の身体の状況を正確に知り、どのような治療を受けるのか、あるいは受けないのかといったことを主体的に選択し、また残された貴重な時間をどのように過ごすのかを患者本人が自己決定するためです。 ただし、どのようなケースであっても、告知後の患者への心理的ケアが重要です。
危機介入というのは、日常生活において危機的な状況に置かれている人(個人・家族)に対して、援助者が積極的に働きかけ、その問題に介入することで、危機状態を脱することを目的とした援助方法のことをいいます。
危機介入の危機というのは、例えば、自殺や家出、家庭内暴力などがあげられます。
起居動作というのは、起き上がりや立上り動作を総称したものをいいます。
起座位というのは、ベッド上で上半身を90度に起こした状態のことをいいます。